何を読もう?
つい先日試験を終え、レポートも出し、春休みが始まった新2年生のみづきです。私にとって、春休みや夏休みの直前に必ずと言って良いほど存在するテスト期間は、テスト勉強だけではなく、テスト後の休みに何をするか考えを巡らせる期間でもあります。いつもは祖父母の家に遊びに行くことや旅行することを楽しみにすると同時に、無性に本が読みたくなります。今は祖父母の家にも旅行にも行けませんが、まだ読めていない本をできる限り読もうとしている最中です。そこで、今回は私が好きな本を少し紹介しようと思います。
Circe by Madeline Miller
この本はつい最近読み終えたもので、テストが終わったら読もうと思って楽しみにしていた本です。ギリシャ神話に基づいた話で、Circeという魔女の視点からミノタウロスやスキュラ、オデュッセウスなどとのエピソードについて描写しています。私は小さな頃から親とプラネタリウムに行き、ギリシャ神話についての話を聞く機会が多くあったせいか、昔からギリシャ神話が好きでした。私のようにギリシャ神話が好きな人にとっては、この本はギリシャ神話に登場する人物の行動の動機にも目を向けさせる点で一味違って面白いと思います。ギリシャ神話に興味を持っていなくても、一冊の本として楽しめるのではないかと思います。
Swallows and Amazons by Arthur Ransom
この本は私が小学生の頃からとても好きな本で、この本に限らず、Arthur Ransomの書いた本のうち今まで読んだものはどれも気に入っています。この本の舞台はイギリスの北西部にあるレイク・ディストリクト・ナショナル・パークがモデルになっていると言われています。そこの湖におけるSwallow号という舟で探検をするウォーカー家の四人兄弟とAmazon号を帆走するブラック家の二人姉妹の話です。この本を読むといつも舟に乗りたくなり、一時は夢の中でも舟に乗っていました。今は旅行に出かけにくいですが、少しでも冒険をした気分になるためにちょうど良い本だと思います。
All the Light We Cannot See by Anthony Doerr
第二次世界大戦が時代背景となっているこのお話では、フランスのMarie LaureとドイツのWernerの二人の視点をチャプターごとに交代しながら話が展開していきます。中学の日本史や高校一年の世界史の授業でも第二次世界大戦は取り扱われましたが、歴史の授業で学べるのは大抵の場合、国同士の関係であり、その国に住む人たちの生活に目を向けられることはほとんどありませんでした。しかし、この本では個人のレベルでどのような生活をしていたのか、どのように世界を捉えていたのかを想像できます。一応この本はフィクションで、実際に起きた話ではないですが、フランスとドイツの一人の市民としての視点から第二次世界大戦中の世界を見てみるのは興味深いのではないかと思います。
ネタバラシをなるべく避けたので本の内容にはそこまで踏み入りませんでしたが、一冊でも読んでみて面白いと思える本があれば嬉しいです。逆におすすめの本があれば教えてほしいです!
次回はかれんです。
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